女子力アップニュースまとめ
女子力アップニュースまとめ > シャンプー > 豪雨で土砂崩れの日田市「石の雨が降ってきた」

豪雨で土砂崩れの日田市「石の雨が降ってきた」


 土砂に流された家屋、丸太が突き刺さった倉庫、運転席がつぶれたトラック――。

 15日に仮設道路が開通した大分県日田市小野地区を15、16日に訪れ、一帯を歩いた。集落では避難生活を送る人たちが自宅の片付けを始めるなど復旧に向けた一歩を踏み出しているが、目についたのは豪雨と土砂崩れがもたらした爪痕の大きさだ。

 砂煙が舞う県道宝珠山日田線を北上すると、土砂崩れ現場が飛び込んできた。緑の杉山をえぐり、あらわになった茶色の地肌。災害の大きさを物語っていた。

 真新しい仮設道路とは対照的に、周囲は荒涼としていた。巨大な岩が転がり、皮がめくれた大木があちらこちらに横たわる。乗用車からシャンプーのボトルまで、生活のすべてが土砂に埋まっていた。

 中心部の高台では車のフロントガラスや屋根瓦が数多く割れていた。近くの男性(70)は「石の雨が降ってきた」と話した。崩れた土砂が川を通り越し、対岸の県道ののり面にぶつかって降り注いだという。

 集落では今も断水が続き、住民の帰宅の足かせになっている。男性は冷蔵庫内で腐ってしまった食材を庭の畑に埋めながら「普段の生活を取り戻すには時間がかかりそう」とこぼした。

 集落中心部を通る迂回うかい路を抜けると、土砂崩れが小野川をせき止めてできた「土砂崩れダム」のダム湖が現れた。緑色のよどんだ水が一面にたまり、川と水田の境界が分からない。県河川課によると、川の水が仮設水路を流れるようになってダム湖の水位は下がっているが、解消のめどは立っていないという。

 ダム湖のほとりで、2階まで押し潰された住宅を見つめる女性(63)がいた。10日ぶりに戻った自宅はめちゃくちゃに壊れ、家財道具は流され、泥まみれになっていた。

 5年前の九州北部豪雨で自宅の基礎部分が流されたため、くいを打ち込んで補強し、護岸壁も設けたが、5日の豪雨が壁ごと流したという。それでも山本さんは「めげてはいられない。必ず小野に帰って再建する」と前を見据えていた。(江上純)

引用元:この記事を読む




キーワード